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業種別に解説!ロゴデザインの特徴とは? 〜その1〜
新しくロゴを作ろうとする際、「どんなデザインが良いのか、全く思いつかない…」という方は多いかと思います。
ロゴをデザイナーやロゴ作成会社に発注する場合、“おまかせ”で依頼する事も可能ですが、ある程度のイメージを持って依頼した方が、断然良いロゴが出来上がります。
今回は、2回に渡って、業種別にロゴデザインの特徴をご紹介いたします。ぜひ、ロゴ作成を発注する際の、ヒントや参考にしてみてください。
ロゴは「ターゲット」を意識してデザインしよう!
業種別にロゴデザインをご紹介する前に、ロゴデザインをする際の一番のポイントをご紹介します。
それは、「ターゲット」を意識して、ロゴをデザインする事です。
ロゴの役割は、社名や店名を「おしゃれに・カッコよく」見せる為だけのモノだと思われがちですが、それだけではありません。
●名前を覚えてもらいたい ●良いイメージを持ってもらいたい ●会社やお店の雰囲気・サービス等を伝えたい ●同業他社の中から選んでもらいたい
…など
会社やお店から、ターゲットに伝えたい事は様々にありますよね。
それら伝えたい事を、「視覚的」に伝えられるのがロゴなのです。
※ロゴの役割については、記事【ロゴの価値とは?ロゴの役割と必要性から詳しく解説します!】でも解説しています。ぜひ、併せてご覧ください。
また、ターゲットは性別や年代・ライフスタイル等によって“好み”の傾向が違うので、ターゲットの“好み”に合うロゴデザインにすると、目に留まる確率を上げる事も出来ます。
●ターゲットがロゴを見た時に、どのように感じるのか ●ターゲットの目に留まるには、どんなデザインにすれば良いか
これらを意識してデザインすると、おのずとロゴデザインの方向性が見えてきます。
業種別ロゴデザインの特徴-その1-
飲食、食品関係
イメージカラー
まず、「食」に関わる業界でよく使われている色があります。
それは、“食欲をそそる色”…「赤」「オレンジ」「イエロー」等の「暖色系」です。
暖色系以外でよく使われるのは、“料理のジャンルが分かる色”です。
例えば、フランス料理なら「トリコロールカラー(青・白・赤の組み合わせ)」、中華料理なら「赤・黄」、和食なら「黒・茶」等です。
色には、見た人に“美味しそう”といった感情や感覚を与える以外に、色の組み合わせによって“連想させる”という作用もあるのです。
飲食店の場合、提供される料理のジャンルはターゲットが「お店に入るかどうか」に大きく影響します。
どんな料理が提供されるのか分からないと、ターゲットは「お店に入りづらい」と感じるので、集客の機会を逃す事になってしまいます。
ですので、色によって“何料理のお店か”が分かるようにデザインしておくのは「ありきたり過ぎるんじゃないかな…」と感じるかもしれませんが、集客の事を考えると効果的な手法なのです。
デザイン
飲食関係のロゴデザインはバラエティに富んでいますが、これは飲食関係特有の理由があります。
店舗にしても、商品にしても、飲食関係は“同業他社と並ぶ”事が多いのです。
店舗の場合は駅前やショッピングモール等、商品はスーパーの陳列棚等…同じような場所に並んでいますよね。
ですので、同業他社との差別化をしっかりしておかないと、ターゲットに選んでもらいないのです。ロゴは差別化の役割を担っているので、バラエティに富んだデザインになっているのです。
ロゴデザインの一例としては下記のようなものがあり、それぞれのデザインがターゲットに与える印象は違ってきます。
●丸みのある書体、POPな色使い
…カジュアルな雰囲気、ファミリー向け、価格帯は低め
●明朝体などのキレイ目な書体、落ち着いた色使い
…高級感のある雰囲気、ターゲットの年齢層は高め、価格帯は高め
●手書きの書体
…親しみ・個性のある雰囲気、色味によってカジュアルから高級感まで演出できる
●筆文字の書体
粋、和の雰囲気、個性的、勢いを感じさせる、インパクトは強め
クリニック・医療・介護関係
イメージカラー
医療に関係する業界のロゴには、クリームやオレンジといった「暖色系」と、ブルーやグリーンといった「寒色系」、どちらも同じくらいに使われています。
●暖色系
…親しみやすい、優しい、あたたかい
●寒色系
…清潔感、安心感、誠実
どちらの色の系統も、医療に対してターゲットに与えたいイメージですね。
それから、この「暖色系」「寒色系」で共通しているのは、「パステルカラー」を使っている事が多いという点です。
「パステルカラー」は、淡く優しい印象を与えるので、医療関係のイメージにピッタリです。
ちなみに、「産婦人科」はターゲットが女性である為、「ピンク系」の色を使っている場合が多く見られます。
デザイン
ロゴというと、「目立つように」「個性的なデザインで」と考えるかもしれませんが、業種によってはそうでもありません。
先述の飲食関係のロゴに比べて、医療関係にはあまり派手なロゴは見られませんよね。
ターゲットが医療関係に求めるのは、「安心して医療を任せられる事」です。
名称を読みやすく、シンプルなロゴデザインする事で、ターゲットに「信頼感」「安心感」を与えられるので、医療関係のロゴには派手さや個性的なデザインは必要無いのです。
ですが、あまりシンプル過ぎると、ターゲットの印象に残りませんよね。
そこで、「ロゴタイプはシンプルに、シンボルマークで個性を出す」というロゴデザインにしている場合が多いです。
例えば歯科医だと「歯」、耳鼻科だと「鼻」や「耳」、整骨院だと「(施術で使う)手」といった具合に、シンボルマークを見れば何の病院かがすぐに分かるようなデザインにしています。
何の病院かがすぐに分かるようにするのは、ターゲットにも関係しています。
医療関係で利用の割合が多いのは、シニア層になります。シニア層の目に留まりやすくする為にも、「パッと見で分かりやすいデザイン」である必要があるのです。
また、ロゴタイプが日本語でデザインされているものが多いのも、「読みやすさ」を重視しているからです。
ロゴデザインに関しては、記事【ロゴデザインを引き立てる!色の持つ効果】、【ロゴ作成を解説!イメージに合わせたロゴデザインとは?】でもご紹介していますので、併せてご覧ください。
今回は、食関係と医療関係のロゴデザインの傾向をご紹介しました。
次回も引き続き、業種別のロゴデザインの傾向をご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
お困りのことがございましたら、お気軽にこちらからお問い合わせください。