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実例紹介!SNSやファビコンでのロゴ活用
今回は、ロゴをSNSやファビコン(Webサイトのタブに表示されるアイコン)で使用している実例をご紹介します。
ロゴ作成の際に、どのようにロゴを「アイコン」として使用すると良いのか、ぜひ参考にしてみてください。
■目次
-SNSやファビコンのロゴ活用実例
▶︎図形ロゴ
・マイクロソフト
・モスバーガー
・吉野家
▶︎文字ロゴ
・コクヨ株式会社
・びっくりドンキー
▶︎文字ロゴ番外編
・任天堂株式会社
・佐川急便株式会社
SNSやファビコンのロゴ活用実例
前回の記事でもご紹介しましたが、ロゴのデザインには「図形ロゴ」と「文字ロゴ」※があります。※「図形ロゴ」「文字ロゴ」は、ロゴ作成サービス【ココロゴ】にて、ロゴデザイン違いを分かりやすく区別する際に使用している名称です。
「図形ロゴ」と「文字ロゴ」では、“シンボルマークの有無”というデザインの違いがあります。
その違いによって、ロゴの「アイコン」としての使い方にも違いがあるので、「図形ロゴ」「文字ロゴ」それぞれの活用実例を分けてご紹介します。
図形ロゴ
マイクロソフト
アメリカに本社を置くソフトウェアの開発・販売をする会社、「マイクロソフト」です。
シンボルマークがアイコンとして使いやすい形(正方形)をしている為、そのままSNSアイコンやファビコンに使っていますね。これは「図形ロゴ」をアイコンとして使う際の、典型的な例です。
画像引用元:日本マイクロソフトOfficial Home Page / Twitter
モスバーガー
日本発祥のハンバーガーチェーン、「モスバーガー」です。
こちらの場合は、SNSアイコンにシンボルマークの『M』だけを使うのではなく、「図形ロゴ」をそのまま使用しています。
では、ファビコンはどうなっているかというと…シンボルマークとは違ったデザインの『M』のアイコンですね。この“緑色に白い『M』と赤いライン”は、「モスバーガー」の店舗看板のデザインです。
画像引用元:モスバーガー公式サイト / Twitter
普通に考えると、わざわざ看板に似せたデザインのファビコンにせず、ロゴのデザイン(赤い『M』のシンボルマーク)を使っても良さそうに思いますよね。
実は、赤い『M』のシンボルマークのファビコンは、「モスバーガー」を全国展開している「株式会社モスフードサービス」のWebサイトの方で使われています。
ファビコンを使い分けることで、“親会社(株式会社モスフードサービス)”と“グループ店舗(モスバーガー)”のWebサイトの違いを分かりやすく表していると思われます。
Webサイトを閲覧していると、特にグループ会社がある企業などの場合は、リンク先からいつの間にかグループ会社の別のWebサイトへ移動していることがあるかと思います。
そういった場合に、ファビコンは“今、自分はどのWebサイトを閲覧しているのか”という目印となってくれるので、小さくても意外と重要な役割を担っているものなのです。
吉野家
「吉野家」は、牛丼をメイン商品とする、大手外食チェーンです。
シンボルマークはファビコンに使用していますが、SNSアイコンには店舗看板デザインのロゴを使用しています。
ちなみに、SNSアイコンに描かれている牛は「よっぴー」と言って、「吉野家」オリジナルのマスコットキャラクターです。
画像引用元:吉野家公式ホームページ / Twitter
SNSアイコンにロゴを使うと、その会社(またはお店やブランド)の公式アカウントだということが分かりやすくて良いのですが、やや固い印象になってしまいます。ですが、ロゴと一緒にキャラクターも描くことで、アイコンの印象がグッと親しみやすくなります。
SNSはただ企業や商品情報をユーザーに届けるだけではなく、ユーザーとのコミュニケーションツールとしても活用できるものなので、「吉野家」のようにロゴをアイコンとして使う場合には一工夫加えてみるにも良いでしょう。
文字ロゴ
「文字ロゴ」の場合はシンボルマークが無いので、“シンボルマーク=アイコン”として活用することができません。
ですが、他のデザイン要素を使って「アイコン」にすることができます。
これから「文字ロゴ」を作ろうとしている方だけでなく、「すでに文字ロゴがあって、図形ロゴには変えられない」といった場合の参考にもなるので、ぜひご覧ください。
コクヨ株式会社
文房具やオフィス家具などを製造・販売する会社の「コクヨ株式会社」です。
SNSアイコンには「文字ロゴ」をそのまま使用し、ファビコンにはロゴの頭一文字『K』を使用。
これは「文字ロゴ」をアイコンとして使う場合の一般的な使い方です。
シンプルなデザインの「文字ロゴ」ではありますが、シルエットに特徴があるので、ファビコンで『K』の1文字だけ使っていても“コクヨっぽさ”はしっかり感じられますね。
びっくりドンキー
日本全国に展開しているハンバーグレストランの「びっくりドンキー」です。
こちらの場合は、SNSアイコンには「文字ロゴ」をそのまま使っていますが、ファビコンには「び」の濁点部分のデザインになっている感嘆符(びっくりマーク)が使われています。
画像引用元:ハンバーグレストラン【びっくりドンキー】/ Twitter
この感嘆符のデザインと緑&赤のカラーは「びっくりドンキー」ロゴのアクセントになっているので、これだけでも“びっくりドンキーらしさ”を感じられますね。
ファビコンで表示できるサイズは非常に小さいので、『び』の1文字を使うよりも、感嘆符だけのシンプルなデザインにした方がファビコンの視認性が高くなります。
「文字ロゴ」の場合、このように文字の一部にアクセントとなるデザインがあると、ロゴタイプのシルエットに特徴があるだけのもの(例:コクヨ株式会社)に比べて印象に残りやすくなり、ファビコンにしやすくなります。
文字ロゴ番外編
「文字ロゴ」を使用している企業の中には、SNSアイコンやファビコンにロゴのデザインを使っていないパターンもあります。
ですが、“その企業らしさ”はきちんと感じられるように工夫されているので、“アイコンにロゴデザインを使わないパターン”の参考としてご覧ください。
任天堂株式会社
コンピューターゲームなどの開発・製造・販売を行なっている企業、「任天堂株式会社」です。
こちらの場合も、「びっくりドンキー」と同じようにSNSアイコンは「文字ロゴ」をそのまま使用しています。
では、ファビコンはというと…「任天堂株式会社」のゲームソフトの代表作・「スーパーマリオ」のキャラクター「マリオ」が使われています。
ロゴとは全く関係のないデザインのファビコンですが、“任天堂=マリオ”というイメージが定着しているので、Webサイトの“目印”としては最適ですね。
また、ドット絵で描かれた「マリオ」はファミコンでお馴染みのビジュアルで、小さく表示されても認識できる為、ファビコンで使用するには丁度良いデザインでもあります。
佐川急便株式会社
宅配事業を手掛ける企業、「佐川急便株式会社」です。
こちらの場合は、「文字ロゴ」のデザインをSNSアイコンにも、ファビコンにも使用していません。
SNS(Facebook)は、“新飛脚マーク”(ふんどし姿の飛脚マークからリニューアルされたデザイン)、ファビコンには、配達トラックや梱包材にも描かれている青・白・グレーの波状デザイン(ギャラクシーカラー)が使われています。
画像引用元:佐川急便株式会社<SGホールディングスグループ>/ Facebook
「佐川急便株式会社」の「文字ロゴ」は、先に実例紹介した「コクヨ株式会社」のロゴに比べると、あまり特徴のないデザインです。
その為、「文字ロゴ」をファビコンとして使うよりも、配達トラックなどに描かれていて目にする機会の多いギャラクシーカラーを使った方が“佐川急便らしさ”を感じやすいので、“あえて文字ロゴのデザインをファビコンに使わない”としているのではないかと思われます。
また、「吉野家」の「よっぴー」のように、SNSのアイコンにキャラクター(厳密には、新飛脚マークはキャラクターではありませんが)を使うことで“企業アカウント”の持つ堅苦しい印象を和らげているように思われます。
「図形ロゴ」の方がSNSアイコンやファビコンのアイコンを作りやすいですが、「文字ロゴ」の場合でも、ここでご紹介した実例のように工夫すればアイコンを作ることができます。
Webサイトやファビコン・SNSやアプリアイコンのデザインに統一感があるとブランディングしやすくなるので、「図形ロゴ」・「文字ロゴ」に関わらずロゴを発注する際には、ぜひ「アイコン」を作ることも視野に入れて依頼してみてください。
「ロゴを作りたいけど、色々相談にのってくれるところは無いかな…?」とお探しの方、ぜひ一度ロゴ作成・制作サービスの【ココロゴ】にお問い合わせください。
ロゴに関するご相談を承っておりますので、「お問い合わせ」のフォームからお気軽にお問い合わせくださいね!
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