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クリスマスカラーには意味があった!?クリスマスロゴの作成ポイントもご紹介!
もうすぐクリスマス。
この時期は、街中が赤や緑・ゴールドなどの「クリスマスカラー」に彩られて華やかな雰囲気になるので、自然とワクワクした気持ちになりますね。
ところで、「クリスマスカラー」にはそれぞれ意味があることはご存知でしょうか?
今回は、「クリスマスカラー」の意味と、「クリスマスロゴ」をデザインする際のポイントをご紹介します。
■目次
-そもそも「クリスマス」とは?
-「クリスマスカラー」の意味や由来
・赤
・緑
・ゴールド
・白
-クリスマスっぽく見えるデザインの作り方
・ポイント1:「クリスマスカラー」を使う
・ポイント2:「クリスマスモチーフ」を使う
・ポイント3:フォント選び
そもそも「クリスマス」とは?
「クリスマスカラー」として使われる色の意味や由来は、実は「クリスマス」の由来に関係しています。
まずは「クリスマス」について、解説しておきましょう。
日本では、家族や恋人と過ごす年末イベントとして定着している「クリスマス」ですが、その由来となっているのが“イエス・キリストの誕生(降誕)を祝うお祭り”です。
「クリスマス(英:Christmas)」の語源は「キリスト(Christ)」+「ミサ/祭儀(Mass)」。「クリスマス」という言葉からも、キリストに由来している事がわかりますね。
ちなみに、最近では見かける事が少なくなった「Xmas(X’mas)」の表記ですが、こちらも語源は「Christmas」と同じです。
「X」は、ギリシャ語でキリストを意味する「Χριστός」の頭文字を取ったもので、「X=キリスト」を意味します。「mas」はラテン語から派生した古英語に由来していて、「Mass」と同じ意味を持ちます。
つまり「Xmas(X’mas)」も「X(キリスト)」+「mas(=Mass/祭儀)」なので、「Christmas」と語源は同じという事になります。
尚、「X’mas」にある「’(アポストロフィー)」は2つの単語を繋いだ際に文字を省略している事を表す記号ですが、「X’mas」には省略している文字が無い為、「’」は不要との説もあります。
ですが、海外ではカジュアルな場面(SNSなど)で普通に「X’mas」が使われていてるので、「’」をつけることが必ずしも間違いではないようです。
ただし、宗教にまつわる言葉なので、キリスト教の正式な場面では「Christmas」を使う方が良いでしょう。
ついでにもうひとつ、「クリスマス」の日付についても解説しておきましょう。
キリストの誕生日ははっきりとしていないので、「クリスマス」の日となっている12月25日は、あくまでキリストが“誕生したことを祝う日”として定められています。
12月25日が「クリスマス」に決定した理由は諸説ありますが、一説には古代ローマの宗教のひとつ・ミトラ教(太陽信仰)において冬至を「不滅の太陽が生まれる日」とし、お祭りが行われていた事が関係しているのではないかと言われています。
さて、冒頭で『クリスマスカラーの意味や由来は、クリスマスの由来に関係している』と述べましたが、これはつまり、『クリスマスがキリストに関わりのある日なので、クリスマスカラーの意味や由来もキリストに関係している』という事です。
「クリスマスカラー」の意味や由来
赤
「クリスマスカラー」で、まず思い浮かぶ色といえば「赤」ではないでしょうか?
赤は、「十字架に掛けられたキリストが流した血」が由来となっています。
『血が由来なんて怖いな…』と思われたかもしれませんが、キリストの流した血は、人々の罪を赦す為に自らを犠牲にした(命懸けで愛している)ことを表していて、“愛と寛大さ”を意味しているのです。
緑
赤と並んで思い浮かぶ「クリスマスカラー」といえば、「緑」ですよね。
緑は、「常緑樹(モミの木やヒイラギなど)」の色が由来となっています。
冬でも枯れず一年中緑の葉を付ける常緑樹は“強い生命力”を感じさせる為、“力強さ”や“永遠の命”の象徴とされたのです。
ところでなぜ、常緑樹の中でモミの木がクリスマスツリーに使われているのでしょうか?
理由は諸説ありますが、モミの木の葉の形が十字の形をしていて、キリストの十字架を思わせることに由来しているのだとか。
ゴールド
「ゴールド」というと豪華さを演出したい場合に使われる色なので、『お祝いだからゴールドで華やかにしてるんじゃないの?』と思っている方は多いのではないでしょうか?
実は、単に華やかにする為にゴールドが使われている訳ではありません。この色にも、きちんと由来があります。
キリストは“暗闇を照らす光”としてこの世界に生まれ、“人類を救う王”という存在であることから、ゴールドには“高貴”や“希望”といった意味が込められているのです。
ちなみに、「クリスマス」で飾られるクリスマスツリーのてっぺんに付けられる“ゴールドの星”も、キリストに由来しています。
「トップスター」や「ツリートップ」と呼ばれるツリーのてっぺんの星は、「ベツレヘムの星」を表しているそうです。
「ベツレヘム」はキリスト生誕の地名で、「ベツレヘムの星」とは、キリストが誕生した際に光り輝き「東方の三博士(東方の三賢者)に知らせ導いた星のことです。
白
「クリスマス」はちょうど雪が降る季節なので、「白」は“雪の白”をイメージして使われているように思われるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
キリストは、罪や汚れのない存在(=罪を持って生まれた人類を救える存在)です。そんなキリストを象徴する色が「白」で、“純潔”や“純粋な心”・“潔白”を表しています。
また、聖書では罪を赦された人を“雪よりも白くなる”という言葉で表現していることから、白は“清らかな心・魂”を意味しているのだそうです。
クリスマスっぽく見えるデザインの作り方
クリスマスっぽく見えるデザインは、ポイントさえ押さえれば簡単に作ることができるので、「クリスマスロゴ」を作るのは決して難しくはありません。
尚、ここでご紹介する「クリスマスデザイン」のポイントは、ロゴに限らず、チラシやポスター・バナー等にも当てはまるので、これらのツールを作成する際にもぜひお役立てください。
ポイント1:「クリスマスカラー」を使う
最も簡単にクリスマスっぽさを表現できるのが、「クリスマスカラー」を使うことです。
特に「赤×緑」の配色は、それを見たほとんどの人に『クリスマスだ!』と感じさせることができるので、「クリスマスデザイン」ではよく使われています。
反対に、「赤×緑」の配色を使うと自然とクリスマスっぽい雰囲気になってしまうので、「クリスマスデザイン」以外で使う場合は注意が必要です。
ポイント2:「クリスマスモチーフ」を使う
「クリスマスカラー」に続いて、簡単にクリスマスっぽいデザインにできるのが、「クリスマスモチーフ」を使うことです。
クリスマスといえば、「サンタクロース」「トナカイ」や「クリスマスツリー」、「クリスマスリース」「ベル」などなど…クリスマスを連想させるモチーフは数多くありますよね。
これらのモチーフでシンボルマークを作ったり、文字と組み合わせてロゴタイプを作ると、クリスマスっぽいデザインになります。
また、「クリスマスデザイン」では冬に関連するモチーフ(例:雪の結晶や雪だるまなど)もよく使われますが、これらのみを使ってデザインするとややクリスマスっぽさが薄れてしまいます。
そんな時には、「クリスマスカラー」や「クリスマスモチーフ」と併せて使うことでクリスマスっぽい雰囲気にしましょう。
ポイント3:フォント選び
「クリスマスデザイン」で使うフォントは、『コレを使わなければいけない!』というほど厳密に決まっている訳ではありません。
ですので、基本的にはターゲットや雰囲気などに合わせて、様々なフォントを使うことができます。
ただし、“クリスマスっぽくないフォント”はあるので、そういったフォントの使用は避けた方が良いでしょう。
例えば手書きっぽいフォントを選ぶ際に、筆文字のような和の雰囲気が強すぎるフォントにしてしまうと、クリスマスの洋風な雰囲気とはズレたような感じになってしまいます。
和の雰囲気で「クリスマスロゴ」を作りたい場合はそれでも良いのですが、そうでは無い場合は、ペンやカリグラフィーで書いたようなフォントにする方が洋風の雰囲気になるので良いでしょう。
また、かすれたような筆跡のフォントは“レトロ”に感じる人もいれば“不気味”と感じる人もいる為、“楽しい・煌びやかなクリスマス”といった印象を与えられないデザインになってしまいます。
※フォントの選び方については、記事【ロゴの印象が変わる!フォントの種類と選び方の基本】でも解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
それでは、これらのポイントを押さえた「クリスマスロゴ」のサンプルを、いくつかご紹介しましょう。
<サンプルロゴ1>
イラストAC:イラスト素材「クリスマス」
「クリスマスカラー」と「クリスマスモチーフ」を使って作成された、ベーシックな「クリスマスロゴ」のサンプルになります。
ロゴタイプのサイズや角度、高さを変えて配置することで動きのあるデザインになり、クリスマスの楽しげな雰囲気が出ていますね。
<サンプルロゴ2>
イラストAC:イラスト素材「クリスマス」
控えめな「クリスマスモチーフ」と落ち着いた色味の「クリスマスカラー(赤×金)」で作成された、ナチュラルな雰囲気の「クリスマスロゴ」のサンプルになります。
<サンプルロゴ1>のような明るい「クリスマスカラー」にすると、クリスマスの楽しい雰囲気は出やすいのですが、子供っぽい印象のロゴになってしまいます。
落ち着いた大人の雰囲気やナチュラルな雰囲気にしたい場合は、こちらのような、落ち着いた色味の「クリスマスカラー」にすると良いでしょう。
また、「クリスマスモチーフ」は、たくさん使わなくてもクリスマス感を出す事ができます。
サンプルのように、「ヒイラギ」や「松ぼっくり」を少し加えるだけでもクリスマス感は出せるので、『あまりクリスマス感を強くしたくないな』という場合にもこちらのようなデザインがオススメです。
<サンプル3>
イラストAC:イラスト素材「クリスマス」
「クリスマスモチーフ」と文字を組み合わせたデザインのサンプルロゴになります。
<サンプルロゴ1>や<サンプルロゴ2>のように「クリスマスモチーフ」をロゴタイプの周りに飾るだけでなく、こちらのように文字に組み合わせると、遊び心のある楽しい雰囲気のデザインになります。
「クリスマスモチーフ」と文字に組み合わせる以外に、文字に雪が積もったようなデザインもよく見掛けますね。
<サンプル4>
イラストAC:イラスト素材「クリスマス」
「クリスマスカラー」を使ってクリスマスっぽいデザインにしているサンプルロゴです。
ロゴタイプの周りには星や雪の結晶をデフォルメしたようなモチーフが使われていますが、これまでご紹介したサンプルと違い、はっきりと「クリスマスモチーフ」と分かるものは使われていません。
「クリスマスモチーフ」以外を使う場合はクリスマスっぽさが薄れてしまうので、「クリスマスカラー」を使ってクリスマス感を出していきます。
試しに、同じデザインで「クリスマスカラー」以外の色にしてみましょう。
イラストAC:イラスト素材「クリスマス」
元の色のものと比べてクリスマスっぽさはかなり薄れ、ただ単に“冬っぽいデザイン”になってしまいましたね。
「クリスマスロゴ」は、“必ず「クリスマスカラー」を使わなければいけない”という事は無いので、この色味で「クリスマスロゴ」を作る事は不可能ではありません。
ただし、その場合は「クリスマスモチーフ」とはっきり分かるものを足して、クリスマスっぽさを出す必要があります。
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