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ロゴタイプとロゴマークの違いを知ろう!!
Appleの林檎マークでしょうか? あるいは、Googleのような文字でしょうか。
私たちが一口に「ロゴ」と読んでいる文字やマークやシンボルには、ちゃんとした種類があるのです。
それがロゴタイプ、ロゴマークの違いです。一般的にデザインの世界では…
・ロゴタイプは、社名や商品名、ブランド名やサービス名などの文字を使ってデザインしたもの。
・ロゴマークは、主に社名や商品、サービスなどを図案化してシンボルにしたもの。
という区別があります。
今回は、この2つの違いとそれぞれのメリット・デメリットについて解説したいと思います。
■目次
-ロゴには種類がある
・ロゴタイプとロゴマーク(シンボル)の違い
-ロゴタイプについて
・ロゴタイプの特徴
・ロゴタイプのメリット・デメリット
・どんな場合にロゴタイプ?
-ロゴマーク(シンボル)について
・ロゴマーク(シンボル)の特徴
・ロゴマークのメリット・デメリット
・どんな場合にロゴマーク(シンボル)?
-まとめ
ロゴには種類がある
ロゴタイプとロゴマーク(シンボル)の違い
厳密に特許事務所などがどのようにロゴを区分しているかと言いますと…
・ロゴタイプ: 図案化した文字列(社名・ブランド名・商品名・サービス名など) ・ロゴマーク: ロゴタイプ+シンボルマークの組み合わせ ・シンボルマーク: 会社・団体・家系・個人などを象徴する図案 ・ロゴ: もともとはロゴタイプの略語だったが、最近ではロゴマーク・ロゴタイプ・シンボルマーク全般の総称の意味で使われる。
という解釈です。
今回は、わかりやすくロゴマーク=シンボル化した図案と考え、ロゴタイプとロゴマーク(シンボル) の2種類の違いについてみていきたいと思います。
つまり、
・[ロゴタイプ] ロゴタイプとは、社名や商品名などを表す文字のデザイン。図の右側の部分です。
・[ロゴマーク] ロゴマークとは、そのブランドを認識するためのシンボル。図でいうと左側になります。
この2つが合体したものを「ロゴ」とする、という解釈です。
では、これから起業する、あるいは新商品を出す、またはロゴを刷新する、といった場合ロゴタイプの方がよいのか、ロゴマークの方が良いのか、どちらが良いと思われますか?
ロゴタイプ、ロゴマークそれぞれ単体で使う際にはメリットとデメリットがあります。長所・短所のようなものですね。
実例とともに検証してみましょう。
ロゴタイプについて
ロゴタイプの特徴
これらがロゴタイプになります。
ロゴタイプの特徴はというと…
・判読性が高いフォントで作られている
・特定の色や空白を活用していることが多い
・シンボルの代わりに社名やブランドそのものが会社を象徴する
・名前だけでなく、モノグラムが追加される場合もある。(例:LOUIS VUITTON のLVなど)
ロゴタイプの特徴を見るに、それぞれわかりやすい文字、カラーを使っているのがわかりますね。
世界中の企業がまずはロゴタイプを使用して成功していると言われています。ロゴタイプは社名を覚えてもらえやすい、訴求性が高いと言えますね。
ロゴタイプのメリット・デメリット
では、企業や商品名、ブランドをロゴタイプにした場合のメリットとデメリットを見てみましょう。
・メリット 先ほどの例で分かる通り、ロゴタイプは、社名や商品名をストレートに表現しますので、見る人はその名前をすぐに覚えることができます。
・デメリット ロゴタイプはやや保守的な印象を与えるという意見があります。重厚さを強調したい場合はメリットとなりますが、カジュアルな表現をしたい時には慎重にデザインする必要があります。
どんな場合にロゴタイプ?
とにかく名前を知ってもらいたい。社名やブランド名が短くてロゴデザインがしやすい、という場合はロゴタイプがおすすめです。
逆に社名やブランド名が長い場合、ロゴタイプにするのはやや難しいでしょう。
また社名やブランド名をロゴタイプにした場合、将来的に微調整や文字スタイルの変更も視野にいれておくと良いかもしれません。有名なブランドはトレンドに従って常にデザインを刷新しています。
ロゴマーク(シンボル)について
ロゴマーク(シンボル)の特徴
これらのシンボルなどがわかりやすいロゴマーク(シンボル)の例です。
ロゴマーク(シンボル)の特徴はというと…
・文字ではなく、マークを主に使用する
・企業の理念、想い、商品・サービスのイメージを図案化して表している
・社名やブランド名、商品名タイトルの一部を図案化している
・視覚て的に訴えるため、親しみやすく覚えやすい
などでしょうか。
ロゴマークの特徴を見ると、社名やブランド名、サービス名などの文字を排除し、それらのイメージを強調しているということになります。
ロゴマークのメリット・デメリット
では、企業や商品名、ブランドをロゴマーク(シンボル)にした場合のメリットとデメリットを見てみましょう。
・メリット ロゴマークのメリットは、サービスや商品についてアピールしやすいという点です。ロゴタイプの場合は、社名やブランド名を認識してもらえますが、ロゴマークの場合は会社やサービスをシンボルとして認知しますので、顧客に即座に着想してもらえます。また、文字を使っていませんので、世界中で使用できるという利点もあります。
・デメリット ロゴマークは、あくまで図案化されたシンボルです。社名や商品名を覚えてもらいたい時には意味が不十分な存在になりがちです。社名やブランドが十分に認知されているのであればロゴマークは有効ですが、スタートしたばかりの企業や商品の場合は不利に働きます。
どんな場合にロゴマーク(シンボル)?
ブランドイメージを代表するシンボルを作りたい。ロゴマーク(シンボル)で伝えたいメッセーがある、またブランドの商品やサービスなどを視覚的に表現したい場合は、ロゴマークがおすすめです。
例えば、NIKEのシンボルマークは会社の躍動感や疾走感を想起させます。McDonald’sの場合は、頭文字のMを見ただけで商品が浮かびますよね。
新しい会社やサービスにとってロゴマークは抽象的すぎるきらいがありますが、徐々に文字を排除してシンボル化していく、という手段もありますよ。
まとめ
いかがでしょうか。ロゴタイプとロゴマーク(シンボル)の違い、それぞれのメリット・デメリットなどをご理解いただけたでしょうか。
大事なのは、見る側(消費者・顧客など)が、どのように着想してくれるかです。
ロゴタイプなら社名や商品名をすぐにわかることができます。
一方ロゴマークは認知さえされていれば即座に会社やサービスを想起してもらえる、という訳です。
両方の美味しいとこ取りをしたのが2つを合体させた「ロゴ」ということになります。
例えばAmazonのロゴを思い出してみてください。
出典元:Amazon Newsroom
文字に笑顔の口、見事な合体です。
このように最初からロゴタイプとロゴマーク(シンボル)を合体させてデザインする、というのがこれから起業する、新商品を出すという時などは一番わかりやすいのではないでしょうか。
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参考文献
【[篠原特許事務所] ロゴマークとは? ロゴタイプ・シンボルマークとの違い、商標との関係】
【[BRANDEA] プロが教えるロゴタイプとシンボル(マーク)の違い】
【[Workship] ロゴタイプとロゴマークの違い、説明できる?デザインのコツを徹底解説】
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