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春節到来!! 倒福(とうふく)ロゴで福を呼ぶ!!
春節は、中国・中華圏における旧正月を祝う伝統的な祝日。
中華圏の人たちは1月21日から27日まで7連休の旧正月を楽しんでいる真っ最中だと思います。
さて、そんな春節の時期にお目見えするのが「倒福(とうふく)」の張り紙です。
福を倒す!? どう言う事でしょうか?
今回は、この「倒福」の意味とその福にあやかったロゴやグッズをご紹介します。
「倒福」とは?
春節祝いの張り紙
出典: Bisiness China
「倒福」とは、春節の際に家々に貼られる「福」の字を書いた赤色の紙のこと。
ではなぜ福の文字が上下逆さまになっているのでしょうか。
それは、中国語で「倒(dăo)」の発音と「到(dào )」が同じである語呂合わせによるものなのです。
つまり、「福」を「倒」す (逆さにする) ことで「福がやってくる」。
「倒福 」の張り紙は、「福運を招く」という意味があるのだそうです。
春節の幸運習慣あれこれ
「倒福」意外にも、春節の中華圏では面白い風習や言い伝えがあります。
例えば、幸運を逃してしまうので旧暦の1日には髪の毛を洗ったり、掃除はしない。
春節には、赤い下着を身につける。特に年女と年男。不幸や災難を防ぐとされます。
また、大晦日に魚のような縁起の良い食べ物を食す、特に元旦は残っている鯉やナマズを食べるのがよいのだとか。
春節を一年の始まりとする中華圏では、この時期の行いによって一年が幸運であるか否かを左右すると考えられているのです。
そのため多くのタブーとされることや、験を担ぐ行いが今も続けられているのですね。
「倒福」ロゴで福を呼ぶ!
倒福をロゴに取り入れた企業や団体
出典:福島前進 POP UP FUKUSHIMA
まさに「倒福」をロゴの一部に取り入れているのが、福島前進という団体。
台湾の若者たちが日本の福島の復興を願い、福島の伝統・魅力などを発信・支援する事業をおこなっています。
その福島前進のロゴを手掛けたのが、グラフィックデザイナーの櫻武千彰(さくらぶちあき)さん。
「福島前進 POP UP FUKUSHIMA」 の活動によって、「福島に“福”が来る!」との願いから考案されたそうですよ。
また、ホームページに「倒福」マークを付けている会社もありましたよ。
出典:東永商事株式会社
中華食材を扱っている総合商社のホームページ。
赤枠の上部、真ん中にありました「倒福」の文字。
中華圏の人にとって「倒福」は商売繁盛の福ももたらすシンボルマークなのでしょう。
倒福アイテムあれこれ
出典:Hanya kissho
福を呼ぶ「倒福」アイテムは、ネット上にたくさんありました。
写真でご紹介したのは、「倒福」スタンプ。
中華圏の人へ春節のお祝いカードなどを贈る際、活躍しそうですよね。
さらには、「倒福」ストラップにTシャツやスマホケースまで。
「倒福」グッズを身に着ける!こともできるようです。
そして、「倒福」アイテムとして忘れてならないのが圧巻の提灯やランタン。
見ているだけでうっとりするほど華やかですよね。
この時期、中華街などに行くと、店先や門のところに「倒福」の張り紙や提灯をたくさんみることができると思いますよ。
まとめ
今回は、中国・中華圏の旧正月・春節に欠かせない「倒福」についてまとめてみました。
日本のお正月にも伝統行事や風習がありように、中華圏の春節にも様々な習俗がありましたね。
春節といえば、赤い爆竹や花火で悪を追い払うという光景、よく見かけますよね。
最近は環境に配慮して電化製品の赤い光を照らすものなどもあるそうですよ。
福を探しに「倒福」のステッカーや提灯を目指して、中華街を訪れてみるのもいいかもしれません。
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参考文献
【[China HIGRIGHT] 2023年の春節はいつ?中国春節(旧正月)の過ごし方、食べ物、挨拶などをご紹介】
【[福島前進] ロゴマークについて】
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