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タイポグラフィロゴ=タイポロゴとは? フォントとの違いを解説!
タイポグラフィは、デザイン性の高いものばかりではなく、違和感なくすらすら文章を読めるようにすることも一つの使命なのです。
では、そもそもタイポグラフィってなに?
文字が主なデザインのロゴタイプとはなにが違うの?
もっといえば、タイポグラフィロゴ(=タイポロゴ)ってなに?
フォントを駆使したものなの?
いろいろな疑問がでてきますよね。
今回は、知っているようで曖昧になりがちなタイポグラフィ、フォント、ロゴタイプの違い、さらにタイポグラフィロゴの特徴について、詳しく解説したいと思います。
■目次
-タイポグラフィとフォントについて・タイポグラフィとは
・タイポグラフィとフォントの違い
-タイポグラフィロゴ(タイポロゴ)とロゴタイプの違い
・ロゴタイプとは
・タイポグラフィロゴ(タイポロゴ)の特徴
-まとめ
タイポグラフィとフォントについて
タイポグラフィとは
タイポグラフィは、もとは活版印刷の技術でした。
文字の書体、行間、サイズ、配列などの体裁を整え、美しく、読みやすく配置する設定作業のことを指していました。
それが時代とともに意味合いが変化してきました。
現代では大きくわけて次の2つのことを指します。
1, 読みやすいフォントで適切な位置に文字をレイアウトすること 2, 文字で1つのデザインを作ること
1の目的をわかりやすく説明するのに思い出していただきたいのが、道路標識や街の案内板です。
シンプルなフォントでわかりやすく、一目で意味が伝わる。
加えて、適切な色や表示に合わせている。
まさに読みやすいフォントで適切な位置に文字がレイアウトされています。
他方、タイポグラフィの種類には、2の項目であげたように、デザインして美しくレイアウトするというものがあります。
こちらは当然、デザイナーが工夫して表現方法を熟慮して創作します。
タイポグラフィとフォントの違い
タイポグラフィの現在の趣旨は先にご紹介したとおり、「文字を読みやすくする」ことと「美しくレイアウトする」ことで、文字のデザインといった技術を必要とします。
付け加えていうなら、「文字をデザイン表現の一部として扱う」手法のこととも言えるでしょう。
これに対してフォントとは、タイポグラフィの素材のようなものです。
「丸ゴシック」や「MS明朝」といった名称を見たことがあると思います。
同じテーマでデザインされた文字データ一式のことを指しています。
このフォントには和文書体と欧文書体があります。
和文書体の主流は、「明朝体」、「ゴシック体」などです。
欧文書体は「セリフ体」や「サンセリフ体」などがあります。
タイポグラフィとフォントの関係はクリアになったでしょうか。
次はロゴタイプとタイポグラフィロゴについてご説明しましょう。
タイポグラフィロゴ(タイポロゴ)とロゴタイプの違い
ロゴタイプとは
ロゴタイプとは社名や商品名、サービスなどを文字で表現するものです。「ロゴ+タイポグラフィ」と言えます。
ロゴは、そもそも言葉、意味、理性という解釈があります。
そこに、先ほど説明したタイポグラフィが加わったものがロゴタイプというわけです。
具体的には、ユニクロのロゴがこのロゴタイプに当てはまります。
引用元:Wikipedia
タイポグラフィロゴ(タイポロゴ)の特徴
タイポグラフィ、フォント、ロゴタイプそれぞれの概念がわかったところで、最後にタイポグラフィロゴの特徴をご説明したいと思います。
ロゴタイプと何が違うの?と思いますよね。
タイポグラフィロゴ(=タイポロゴ)をひとことで説明するなら、商品名や店名、スッテカーやイベント、キャンペーンなどに使用される文字だけがメインに見えるデザインのロゴのことを指します。
具体的な例では、ポロシャツの袖についているロゴやステッカーの文字などがわかりやすいでしょうか。
引用元:coconala ANDECRU logo studio
ロゴタイプと何が違うかというと、少しニュアンスが微妙になるのですが、ユニクロのように、四角い箱の中にタイポグラフィがあるといった、ロゴの中でも文字を読めるようにしているにしているデザインのものがロゴタイプ。
上記に表示したように、あくまで文字がメインになっているのがタイポグラフィロゴ(タイポロゴ)といえます。
まとめ
タイポグラフィ、フォント、ロゴタイプそしてタイポロゴ。
今まで不確実だった疑問は解消されたでしょうか。
まとめるなら、フォントという素材を使ってデザインするのがタイポグラフィ。
そのタイポグラフィに、さらにマークやシンボルなどのデザインを付け加えているのがロゴタイプ。
文字メインでデザインされているものがタイポグラフィロゴ(タイポロゴ)。
ざっくり言ってしまうとこのような違いや特徴があります。
それぞれに定義がありますが、どれもロゴをデザインする上では押さえておきたい知識です。
大切なのは、ロゴを作る際に何を一番のメインとするか、ではないでしょうか。
デザインされたマークやシンボルをメインに、文字も読めるようにしたいのであればロゴタイプを意識すべきです。
文字そのもので表現したいのであればタイポグラフィやタイポグラフィロゴを取り入れることを念頭において創作する。
いずれにせよ、自由な発想で色々なタイプのロゴに挑戦してみてくださいね。
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参考文献
【[CHICS] タイポグラフィとロゴの違いとは?ロゴにおけるタイポグラフィの作り方も解説!】
【[LOGO市] ロゴタイプとは?必要性と作り方を解説】
【[dhu] タイポグラフィとは?読みやすく美しい文字にする基本テクニック20選】
【[デザインパートナー] タイポグラフィ】
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